研究課題/領域番号 |
17K04593
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
矢野 裕俊 武庫川女子大学, 教育学部, 教授 (80182393)
|
研究分担者 |
小柳 和喜雄 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (00225591)
木原 俊行 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 教授 (40231287)
田村 知子 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 教授 (90435107)
森 久佳 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (00413287)
深見 俊崇 島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (80510502)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | カリキュラム開発 / 研究開発学校 / 専門職資本 / professional capital / 意思決定 / 教師文化 / 人的資本 / 社会関係資本 / 意思決定資本 / 学校のエートス / 学校を基盤としたカリキュラム開発 / 教育課程特例校 |
研究成果の概要 |
本研究では、研究開発学校(3校)の事例研究を行い、得られたデータをA. HargreavesらによるProfessional Capital(専門職資本)概念を援用して整理した。『カリキュラム研究』29の論文「研究開発学 校におけるカリキュラム開発の経験ー専門職資本の形成に注目して-」において明らかにしたが、研究開発学校にはその経験を生かし、持続的なカリキュラム開発を通して、教師の専門的力量を集団的に形成し、学校づくりを進めている例があり、そうしたカリキュラム開発は学校のエートスとして蓄積される専門職資本(人的資本、社会関係資本、意 思決定資本)の形成過程と捉えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、第一に日本の学校におけるカリキュラム開発の特徴を把握するために、国により指定された研究開発学校としての経験に注目し、自発的に展開されるカリキュラム開発が学校づくりに大きく寄与していることを明らかにしたこと、第二に、そうした学校でみられる教師の文化やエートスの形成を動態的に解釈するうえで、専門職資本(professional capital)という概念を適用することが可能であり、しかも有効であることを、事例をとおして実証的に明らかにし得たところにある。
|