研究課題/領域番号 |
17K04604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤井 穂高 筑波大学, 人間系, 教授 (50238531)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 幼小接続 / スイス / フランス / 幼児教育 / 義務化 / 幼児教育の義務化 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究はスイスとフランスの幼小接続を義務化の観点から検討するものである。スイスでは、2007年に、4歳からの就学と幼児学校を含む8年間の初等教育の制度化という形で、フランスでは、2020年度より、義務教育を3歳からとすることにより、義務化が行われた。両国の改革の背景は異なる点はあるものの、就学前教育の有無が小学校以降の教育成果に反映されることを前提として、機会均等の原則から、とくに言語の教育を重視するため、義務化を図ったことは共通しており、ホリスティックな保育の保障というよりも就学準備的性格を強く持つものであることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、幼小接続のあり方を幼児教育の義務化の観点からとらえ直す点にある。フランス語圏に限定しても、広くヨーロッパに目を転じても、幼児教育・保育の義務化は近年の大きな動向である。ただし、北欧などでは、ホリスティックな保育の義務化という形で進んでおり、本研究の対象となるフランス語圏の就学準備的性格の強い義務化とは基本理念が異なるようにも見える。両者の成果の検討も含めて、本研究はそうした比較研究の一助としての意義があると考えられる。
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