研究課題/領域番号 |
17K04608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小国 喜弘 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60317617)
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研究分担者 |
星加 良司 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (40418645)
堀 正嗣 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (60341583)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | インクルーシブ教育 / 障害学 / 排除と包摂 / 教育史 / 障害の社会モデル / 排除 / 包摂 / 特別支援教育 / アドボカシー / 統合教育 / インクルージョン / 教育学 / 包摂と排除 |
研究成果の概要 |
今回の研究助成を通じて明らかにし得た点は、以下となります。第一に、「障害児」をめぐる包摂と排除の論理を、歴史的に明らかにしました。そこでは、1945年を画期とする戦後教育に即して、通史的な展開を明らかにするとともに、養護学校義務化反対闘争における取り組みに焦点を当てることを通して、過去におけるgood practiceを同時に明らかにすることになった。第二に、現代の教育実践におけるgood practiceについて、いくつかの事例について現地での調査、聞き取りなどを展開し、基礎資料を作成した。第三に、インクルーシブ教育に関する理論的な研究を遂行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、歴史研究としての新規性として、「障害児」の包摂と排除にかかわる通史的理解を更新するとともに、養護学校義務化反対運動における教育の思想を包括的に描きだした点にある。また、現代のインクルーシブ教育の好事例についての基礎的資料収集を果たした。さらに共生の思想に基づくインクルーシブ教育の理論的な展開においても新たな貢献を果たした。
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