研究課題/領域番号 |
17K04646
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 田園調布学園大学 (2018-2022) 東京都市大学 (2017) |
研究代表者 |
内藤 知美 田園調布学園大学, 子ども未来学部, 教授 (10308330)
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研究分担者 |
井戸 ゆかり 東京都市大学, 人間科学部, 教授 (60331500)
小泉 裕子 鎌倉女子大学短期大学部, 初等教育学科, 教授 (80310465)
大野 和男 東京都市大学, 人間科学部, 教授 (40339487)
田爪 宏二 京都教育大学, 教育学部, 教授 (20310865)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 保育者養成 / 保育者の成長プロセス / 保育の評価 / 学びの順序性 / カンファレンス / メンタライゼーション / 実習体験 / プレ保育者 / 形成的評価 / 保育者効力感 / ラーニングストーリー / 初年次の学び / 保育の困難感 / 子ども観 / 幼児教育・保育 / 保育者の専門性 / 保育・教育実習 / 現職教育 / 子育て支援実習 |
研究成果の概要 |
「保育の評価」の獲得は、省察による保育者の専門性の向上につながる。保育者養成段階での「保育の評価」には実習体験が影響し、特に初期段階の実習体験は保育者のアイデンティティ形成に影響を与える。異なる実習体験は、子ども・保育者・保護者についての異なる視点の獲得を促すため学びの順序性が重要となる。ニュージーランドなどで行われる関係性に着目した形成的評価は有効である。多様な実習を通した理論と実践の往還、カンファレンス等によって、プレ保育者が体験を言語化し他者の意見を尊重すること、また自己の感情理解と省察を促すメンタライゼーションの能力を育成することが、総合的な「保育の評価」の獲得につながる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、保育者の長期の成長を支える「保育の評価」の獲得のプロセスについて、保育者アイデンティティの起点となる養成段階に着目した研究であり、学術的意義がある。またこの研究成果は、保育者養成段階から現職段階への円滑した移行を促し、保育の質向上と保育者の早期離職を阻止する上で有効である。保育者養成における学びの順序性に基づく、実習の位置づけや教授方法のあり方などを海外の知見を踏まえて提案しており、今後の保育者養成カリキュラムの構築に寄与するものである。
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