研究課題/領域番号 |
17K04649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
塩崎 美穂 日本福祉大学, 子ども発達学部, 准教授 (90447574)
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研究分担者 |
加藤 繁美 東京家政大学, 子ども学部, 教授 (00191982)
大宮 勇雄 仙台大学, 体育学部, 教授 (10160623)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 保育実践評価 / 保育者の専門性 / アセスメント実践 / 参加型学習 / 学習保障ネットワーク / 学びの持続的展開 / 物語的アイデンティティ獲得 / 諸外国の保育思想 / NZの保育実践評価 / イタリアの保育実践評価 / 日本の保育実践評価 / 保育評価 / 保育計画とアセスメント / ラーニングストーリー / 保育課程の構造 / アイデンティティ構築 / 保育記録 / 潜在的可能性 / イタリアの保育評価 / ニュージーランドの保育評価 / 保育計画 / 保育カリキュラム / 対話的保育実践 / 学びの構え / ニュージーランドの保育実践評価 / 保育の質 / NZの保育カリキュラム / イタリアの保育カリキュラム |
研究成果の概要 |
ニュージーランドでは「学び手としてのアイデンティティ」を意味づける手だてとして「物語によるアセスメント(評価)」が重視され、イタリアでは、決められたカリキュラム(設定された教授)と偶然や即興の重なりに生成する学びを「記録(観察し解釈すること)」が「評価=何を取り出して価値づけするか」であるとされる。翻って日本では、実践者の形成的評価(つねに途上にある学びの価値づけ)を保育者個人の嗜好程度に理解する傾向がみられる。保育者の視点のなかに、政治的文化的歴史的な価値判断が内包されていることをいかに自覚していくか。保育者が子どもの学びをめぐる価値を判断することが「評価」であることの理論化が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保育者が日々行う保育実践の「評価」は、それぞれの文化的歴史的文脈のなかで保育者がなにに価値をおくかという判断によって成り立っていることが各地域の調査によって確認された。このような価値判断をともなう「評価」が子どもの学びを促進する方向に機能するためには、保育者に継続的な学びの機会が保障されている必要があることがわかってきた。本研究成果を踏まえ、保育現場へのサポート・ネットワークの中に、保育者の「評価」に影響を与える価値判断について、保育者が自覚的に学べる機会が必要であることが提案できる。保育の専門職としてのネットワーク形成につながる現職研修でも、「評価」の視点を取り入れることが必要である。
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