研究課題/領域番号 |
17K04656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
中村 恵 畿央大学, 教育学部, 准教授 (90516452)
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研究分担者 |
小柳 和喜雄 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (00225591)
古川 恵美 畿央大学, 教育学部, 准教授 (20636732)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 就学前教育 / ネウボラ / カリキュラム / 社会情動的スキル / 学習環境 / デジタルプレイ / メディア / ICT活用 / Media Awareness / ポートフォリオシステム / 学びの可視化 / エシコウル / カリキュラムデザイン / 教育学 / 幼児教育 / ポートフォリオ |
研究成果の概要 |
社会情動的スキルと認知的スキルを相互的に育む一貫した学習環境の要件は,子どもを「学ぶことによって自らの知識・スキルを構築していける人」として保護者や教師と対等な存在と位置付けることである. 子どもが発見や気づきを残すことができるアプリを開発し,デジタルプレイの中で生成した記録からインターネットのクラウド上にポートフォリオを共創するシステムは,保育者による学びのサポートに繋がった.学びの中心にある子どもの興味や楽しさを起点として,実生活で必要となる知識やスキルの必要性を子どもが感じとることができた.今後の課題は,スモールステップでの目標設定や確認を子ども保護者と共に相談しながら行うことである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
主体的な学びを意識した就学前教育において,誕生後からの子どもの育ちと連携する一貫した学習環境を構築し,カリキュラムデザインを行った.従来の日本の幼児教育においては,子どもの社会情動的スキルは気質や性格として理解され,スキルを育てる意識は低く,子育て支援と就学前教育とが連携したカリキュラムデザインはあまり見られない. またフィンランドの調査で得られた平等と個を尊重しあい,参加を重んじる姿勢や,同行調査を行った4歳児健診におけるワンストップ型子育て支援の場のネウボラと就学前施設の連携の中での子どもや保護者の参加は,日本の保育での家庭や専門機関との連携のあり方に大きな示唆を与えるものである.
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