研究課題/領域番号 |
17K04659
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 広島文化学園大学 |
研究代表者 |
小笠原 文 広島文化学園大学, 学芸学部, 教授 (10585269)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | フランスの芸術教育 / 子どもの表現活動 / 美的経験 / 乳幼児の造形教育 / 乳幼児教育 / 美的教育論 / 子どもの美的経験 / 芸術教育 / 表現活動 / 乳幼児の芸術活動 / 表現教育 / 芸術教育思想 |
研究成果の概要 |
2017年度はイタリア・ピストイア市の幼児教育政策に関する文献の翻訳および教育文化局教育コーディネーターへの質問紙による調査を行った。2018年度はフランスの芸術教育の展開について1980年以降の政府資料を手がかりに調査を行った。またフランスの保育学校2園における視察を行い、2019年度に前年度までに実施した海外調査の検証および発表を行った。2020年度と2021年度は子どもの美的教育に関する文献を収集し、解釈を深めた。フランスの芸術教育思想と実践を基軸としながら、子どもの表現活動の実践事例を基に「芸術と子どもとの出会い」について調査・検証・評価を行うという目的を達成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、各国でOECDのPISA型学力重視の教育政策が推進され、初等・中等教育課程における芸術教育は、大きな転換期を迎えている。さまざまな教育方法が模索される中、「子どもの美的経験」を主軸とした芸術教育を展開するフランスの芸術教育に着目した。フランスの芸術教育の理論的・歴史的な変遷を整理し、フランスを含めたヨーロッパにおける現在の芸術教育実践を検証することで、芸術と教育の関係性を問い直し、わが国の造形表現教育について再考する手がかりを得ることができた。
|