研究課題/領域番号 |
17K04660
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 宮崎国際大学 |
研究代表者 |
相戸 晴子 宮崎国際大学, 教育学部, 教授 (20598122)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 生活困難を抱えた親 / 地域活動参加 / 学習主体形成 / 子育て主体 / 地域活動主体 / 学習主体 / 活動主体 / 地域参加 / 主体形成 / 生活体験 / 生活文化 / 自立 / 子どもの育ち / 文化的生活 / 教育学 / 社会教育学 / 親の学び / 地域参加・参画 / 貧困問題 |
研究成果の概要 |
本研究では、生活困難を抱えながら乳幼児を育てている親が、地域の子育て支援活動に継続して参加していくことによって、学習主体として形成されている様子を一部とらえることができた。 研究の方法は、毎月1回行われている「団地子育てサロン」実践の観察調査を行い、参加する親子の3年間の行動を記録し、分析を行った。その結果から、継続して参加した親の中には、多様な他者-他の親子、地域住民、支援者-に出会い、交流し、ともに活動することによって、徐々に自尊感情を向上させ、子ども理解を深め、より多くの子育て文化を獲得し、よりよい子育ての行動変容につながっていることを確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実証的研究により、生活困難を抱え、乳幼児を育てている親たちが地域の子育て活動に参加することによって、学習主体として形成されていく過程を一定程度とらえることが出来た。 具体的には、公営団地で子育てしている親とその乳幼児を対象に月1回3年にわたって「団地子育てサロン」調査実践に取り組み、そこに参加する親(子)が、多様な人や文化との出会うことによって、人との関係性や生活文化を豊かにし、子どもの接し方やとらえ方に行動の変容を見ることが出来た。 生活困難を抱える親の学習主体形成の実証的研究は数少ないことから、そこへアプローチした研究の意義は大きい。
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