研究課題/領域番号 |
17K04679
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 早稲田大学 (2018-2022) 一橋大学 (2017) |
研究代表者 |
ミャグマル アリウントヤー 早稲田大学, 地域・地域間研究機構, その他(招聘研究員) (70752616)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高等教育のモビリティー / 留学経験 / 日本留学 / モンゴル人留学生 / アンケート調査 / インタビュー調査 / フォーカスグループ / 留学のパターン / 在日モンゴル人 / 留学の意義 / 質的調査 / 博士課程 / 日本在住のモンゴル人留学生 / 研究の目的、結果と困難 / 在日モンゴル人留学生 / 日本語学校 / 留学の理由と目的 / 大学の国際化及び海外留学 / モビリティー / 日本在住の留学生 / アンケート調査の結果 / 将来の希望 / オンライン調査 / 留学の経験 / 効果 / 要因 |
研究成果の概要 |
本研究では、留学を国際モビリティーの一環として捉え、日本に留学したモンゴル人(元)学生の留学経験を調査し、分析の新たな枠組みを模索した。アンケート調査、インタビュー調査、フォーカスグループに加え、国際モビリティーの動向や留学政策のレビューを通じて、彼らの来日理由や目的、日本留学の成果や困難、その要因等について総合的に検討した。その結果、モンゴル人の留学目的には、教育段階別によっていくつかのグループ間で有意な差があることがわかった。目的設定、運用言語、コミュニケーション、経済状況は相互的に働きかけ、留学過程において異なるパターンを生み出している重要な要因である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、モンゴル人留学生に関する研究として、これまで注目されてこなかった様々な教育段階を対象に、研究手法の観点からも総合的かつ構築的アプローチを用いた日本初の試みである。留学のパターンは、留学生自身による主体的な振り返りだけでなく、留学希望者にも参考となる。送出国や受入国の両方にとって効果的な計画や施策の改善にも寄与する可能性がある。また、こうして越境留学は活発に進んでいるものの、モンゴルを含む(非漢字圏)国や地域については、留学の効果やモビリティーの意義に関する研究が不足しており、今も研究が必要である。したがって、パターンは、この研究課題を克服するための新しい枠組みとして示唆的である。
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