研究課題/領域番号 |
17K04684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
村上 登司文 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50166253)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 平和教育 / 戦争体験継承 / 戦争第4世代 / 当事者意識 / イスラエル / 平和意識 / 平和形成 / 中学生 / 比較教育 / 戦争観 / 戦争証言ビデオ / 当事者 / 平和教育の乖離 / 次世代 / 政治教育 |
研究成果の概要 |
戦争体験者が曾祖父母に当たる新世代(戦争第4世代)に対する平和教育を、第3世代から第4世代に対する教育実践と位置づけた。従来の平和教育実践の改善方法として、戦争体験継承への当事者意識の形成過程を提示した。教員養成の授業科目の中で戦争体験の継承活動を行い、その実際と教育効果を示し、平和教育実践方法の新たな方向性を示した。 国際比較調査であるイスラエルの生徒に対する平和意識調査は稀少で、調査結果でイスラエルの実情を示し、日本と比較した。平和/戦争に関する意識の日以間の相違を分析し、平和形成方法についての意見がどのように形成されるかについて社会的規定要因を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第2次世界大戦の戦争体験を継承する平和教育は世代間の営みであり、戦争体験世代から何世代離れるかの関係性により、平和教育の特徴を類型化し、分析のための理論枠組を提示した。戦争第3世代が第4世代に伝承する平和教育を「次世代型の平和教育」とし、平和教育の内容、方法、課題などを考察した。戦争体験の継承への当事者意識を高める「戦争体験継承への当事者性の形成過程モデル」として、当事者意識を形成するステップ・モデルを提案した。政治的に緊張状態の中にあるイスラエルの生徒に意識調査を行い、平和/戦争に関する意識の実態について明らかにし、日本の生徒と比較分析した。
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