研究課題/領域番号 |
17K04694
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
山崎 和美 横浜市立大学, 国際教養学部(教養学系), 准教授 (30513767)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | イラン近現代史 / 女性史 / 教育史 / 近代イラン / 女性教育 / 女性運動 / イスラームと近代西洋 / イラン社会と家族 / イスラームと西洋近代 / イスラーム / 西洋近代 / 女性 / 教育 / 伝統的社会規範 |
研究成果の概要 |
本科研では、ガージャール朝(1796~1925)末期~パフラヴィー朝期(1925~1979)初頭の近代イラン、特にイラン立憲革命(1905~11)と第一次世界大戦(1914~18)を経た1910~1920年代の女性教育推進を訴える女性運動について、現在に至るまでの社会の変容も考慮に入れつつ考察した。『結婚と離婚』『イランの歴史を知るための50章(仮)』『教養の中東イスラーム近現代史(仮)』『(アカデミー外国語映画賞受賞イラン映画)セールスマン(公式プログラム)』『大学事典』の執筆、日本中東学会公開講演会、イラン大使館や川崎市民アカデミーなどでの講演、科研に関わる研究会での報告を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育に限定すれば現代のイランでは男女の教育格差はほぼ解消されており、日本と似た状況にあるともいえる。その一方で依然として多くの課題を抱え、ジェンダー規範による様々な制約に苦悩する女性たちの姿を知ることができる。一方、アフガニスタンやパキスタンなどのサラフィー=ジハード主義組織ターリバーンの影響が大きい地域などで、女性が十分な教育を受けられない地域がある。 本研究課題の主な成果や今後の展望としては、検証した近代や現代のイランの事例が、近隣のアフガニスタンやパキスタンなど、現在女性教育が著しく阻害されている国々にとって、何らかの参考になるのではないかと考えている。
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