研究課題/領域番号 |
17K04703
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
苑 復傑 放送大学, 教養学部, 教授 (80249929)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 高等教育政策 / グローバル化 / 留学生政策 / 国際協力 / 経済成長 / 文化的ヘゲモニー / ポピュリズム / 国際競争力 / 留学 / 労働力 / 教育の国際化 / 国際バカロレア / 移民 / 米中の摩擦 / 米中摩擦 / 大学制度設計 / 機能分化 / 中国の高等教育政策 / 大学のグローバル化 / 千人計画 / 制度設計 / 一流大学研究 / 財源投入 / 平等意識 / 格差 / 経済転換 / 中国の大学 / 組織・制度 |
研究成果の概要 |
中国はその驚異的な経済成長とともに高等教育を拡張させてきたものの、経済発展の転換期を迎えて、高等教育についても量的な拡大から質的な向上へと転換する課題に直面していた。そのため「大学制度設計の明文化」、「機能分化」および「国際協力」の三点が具体的な問題となっていた。本研究はそうした視点から、政策文書の分析、政策担当者・大学関係者とのインタビューなどを通じて実証的に現実の政策変化とその背景、そしてそれが各大学にどのように浸透しているのか、またその問題点は何かを分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上述のように本研究では、急速な経済成長の後の転換点にある中国において、高等教育政策がどのように変化し、それがどのように大学に浸透し、あるいは軋轢を与えているかを分析した。インタビュー調査などによれば、政策の変化、国際化の進展は中国の大学の大きな変貌をもたらし、教育、研究面での質的な飛躍が著しいことが明らかになった。ただし本研究実施期間中に米中関係が急速に冷却し、それが高等教育にもきわめて大きな影響を与えつつある。それがどのような問題を生じさせるかはまだ展開途上にあり、研究期間中に明らかにすることができず、将来の課題として残された。
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