研究課題/領域番号 |
17K04715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
小島 祥美 愛知淑徳大学, 交流文化学部, 准教授 (10449473)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 学齢超過 / キャリア / 公立高校入試 / 外国人学校 / 多文化共生 / 不就学 / 外国人児童生徒 / 公立夜間中学 / 外国人の子ども / キャリア教育 / 高校入試 / 義務教育未修了 / 夜間中学 / 社会学 |
研究成果の概要 |
公立夜間中学のない東海地域に暮らす学齢超過した外国人青少年にフォーカスすることで、現状と課題が明らかになった。特にこうした青少年を支えるNPOを丁寧に調査することで、NPOの限界もわかった。この点を補うためには、多様なファクターとの連携が不可欠である。 1つの方法として、大学生とのワークキャンプは効果的であると考えた。それはかかわる大学生の成長にも影響を与えるため、まさにwin-winといえよう。当然ながら、かかわる大学生への事前学習は必須である。また、教育機会の確保については、公立夜間中学を増やすだけでなく、公立高校入試にかかわる自治体間の格差をなくすることの緊急性も明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国は未だ外国人を就学義務の対象外とするために、国内には学校に通っていない学齢期の外国人が2.2万人も実在する実態だ。この子どもが学齢を超過すると、学齢を超過した義務教育未修了者となる。 本研究によって、公立夜間中学のない地域では学び直しの機会が極めて少なく、生き甲斐探しで苦しむ当事者の実態が明らかになった。そのなかでも、多様なファクターが連携したプログラム参加とNPOの継続サポートを受けることで、自らに自信をもって高校や大学へ進学する若者へ成長する事実もわかった。今後の本研究の深化によって、学齢超過の外国人青少年を人口減少する日本での将来の人的資源につなげるプログラムに十分となるだろう。
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