研究課題/領域番号 |
17K04721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 大阪女学院大学 |
研究代表者 |
前田 美子 大阪女学院大学, 国際・英語学部, 教授 (70454668)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 学業不正 / ライフストーリー / 開発途上国 / カンボジア / カンニング / インドネシア / 教育社会学 / 不正 |
研究成果の概要 |
本研究では、開発途上国の初等中等教育現場で起きている学業不正行為の実態と背景を、大学生を情報提供者として調べた。 主な研究成果は、①カンニング行為がどのような機会に・どのような頻度で行われるか明らかにしたこと、②カンニング行為を行うかどうかを決定する主な要因が、学業成績などの個人的要因やその個人を取り巻く家族や学校などの文脈要因にとどまらず、その国特有の政治的、社会的、文化的な背景の影響を受けていることを示したことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学業不正に関する先行研究は、欧米の文脈を扱ったものが圧倒的多数で、開発途上国の文脈に関する研究は非常に少ない。さらに、先行研究では学業不正の行為者の声に耳を傾けて情報を収集することをほとんどしてこなかった。本研究の学術的意義は、こうした先行研究が見逃してきた課題に取り組み、学業不正という社会事象の理解に貢献したことにある。 また、社会的意義として、学校教育の質や開発援助の効果・効率を低下させてきた学業不正問題の解決の手がかりを示したことが挙げられる。
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