研究課題/領域番号 |
17K04730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
金 ヒョン辰 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (10591860)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 探究に基づく学習 / 地理教育 / アジア / 比較研究 / 地理的探究 / 力強い教授法 / 教科教育 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究は、持続可能な世界を目指し、生徒自ら地球的および地域的な課題の解決策を探る「地理的探究に基づく学習」に注目し、アジアにおけるその導入と実践を明らかにすることを目的とする。4年間の研究機関の中で最初の2年間は、アジアの地域や国(香港、シンガポール、中国、韓国)の中等地理カリキュラム及び教科書分析を行なった。そしてその結果を踏まえながら、3年目と4年目では日本における「地理的探究に基づく学習」のモデルを提案し、高校の新設科目「地理総合」での適用を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の地理教育では、知識の教授や野外調査などの技能を重視して来たものの、よりよい環境と社会を築くための行動までには結びつかなかった。本研究で注目した「地理的探究に基づく学習」では、持続可能な世界を目指し、生徒自ら地球的または地域的な課題の解決策を探ることができる。本研究の成果として提案した「地理的探究に基づく学習」は、地理的知識や技能だけでなく、より一層、持続可能な世界を築くための価値・態度を養う地理教育として、日本でも実践できる。特に、新設科目の「地理総合」を実施する高校の地理教育現場にも大きな示唆を与えられる。
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