研究成果の概要 |
降雪地域の高学年を対象に,生活時間調査を実施した。農村地域と市街地域で比較し調査は農繁期の秋(降雪前)と農閑期である冬(降雪後)の2回実施した。調査結果から,降雪前には農村地域では農作業や家事を行なっている児童の行為者率や平均行動時間が高くなっており,市街地域は習い事にかけたりする時間が多くなっていた。しかし降雪後には両地域における差は縮まり,家族の働き方が子どもに影響を与えることや,降雪により外出が減るなどの影響があるが,影響自体は少なかった。 これらの調査結果を教材に,5年生に1時間の授業実践から将来の生活設計につながる観点を教師から示さなくても学べることが明らかとなった。
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