研究課題/領域番号 |
17K04735
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
今田 匡彦 弘前大学, 教育学部, 教授 (30333701)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | サウンドスケープ / サウンド・エデュケーション / ユニヴァーサル・デザイン / 創造性 / 身体性 / 小・中・特別支援の協働 / ポスト構造主義 / ロゴス / 修辞学 / 学習指導要領 / デジタル・テクノロジー / インクルーシヴ教育 / 音楽教育 / 特別支援教育 / サウンドスケープ研究 / 身体論 / 創作 |
研究成果の概要 |
本研究では①サウンドスケープ、サウンド・エデュケーションを海外と国内でのアクション・リサーチにより再検討し、②身体性と創造性による音楽教育プログラムの開発、③西洋と非西洋とを超越する音楽そのものの解明を目的として着手された。①②については弘前大学教育学部附属学校園(小学校、中学校、特別支援学校)の研究協力の下、サウンド・エデュケーションを基盤とした音楽教育実践のアクション・リサーチを継続的に行い、聴覚を中心とした身体性と創造力による音楽教育プログラムを開発した。③については①②での成果を基盤にUniversity of London等海外の研究者とともに音楽の普遍項についての検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の音楽教育は既成の音楽を基盤に展開されてきたため、楽譜の再現や鑑賞が重視されてきた。その結果音楽に必要な身体性と創造性が欠如する傾向があった。このような背景での本研究の学術的、社会的意義は以下に示す1)から3)が明らかとなった点である。1)サウンドスケープの導入による、音符に示された「音楽」の枠組みの環境音全体の中での相対化。2)西洋音楽美学、西洋音楽中心主義を再検討することによる国際社会に対応可能な日本の音楽教育の構築。3)子どもたちの身体を基盤とした新たな音楽創生の指標(音楽教育のユニヴァ―サル・デザイン化への貢献)。
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