研究課題/領域番号 |
17K04737
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
遠藤 敏明 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (70203669)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | スロイド / 木材工芸 / 工作教育 / 創造性 / sloyd / クラフト / 工芸 / 工作 / 木材 / デザイン / 美術教育 / CNC / 北欧 / ものづくり教育 / スロイド教育 / Teknik / 美術 |
研究成果の概要 |
現代におけるスロイド教育は、試行錯誤的学習形態として、創造性の育成に寄与してきたが、日本での研究は19世期の史的研究が中心である。本研究では、フェーグレンのteknikに関する研究を検討し、現代の美術・工芸教育においてkunskap(知識・技能・能力)とは何かを検討する。ハンドワークとPCを介した造形における教育効果について、実践的な検証を加えた。特にパーソナルなCNCを利用し、義務教育学校教員養成におけるteknikと創造性プロセスについて検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、創造性や発想を重視した美術・工芸教育の具体的方法論を導き出すことにある。現代社会の造形・生産活動における技術や方法の急速な変化は、既存の造形プロセスに大きな影響を与え、教育プロセスも変革が必要である。義務教育における造形教育活動でも、その影響は多大であり、人間観、社会観、知識観などの視点から、何が基礎・基本であり、何をどのような理由で学ぶ必要があるのかという最も基本的な教育学的視点が問われている。特にAiの影響下における社会変化とともにPCが家庭内で一般化されるなかで、「手でつくる」ということの意味や、PCへのアプローチを検証していくことは、今後の造形教育にとって重要である。
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