研究課題/領域番号 |
17K04738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
降籏 孝 山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (20302284)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 苦手意識 / 図画工作教育 / 美術教育 / 造形美術教育 / 教育方法 / 造形教育 / 美術 / 図画工作 / 想画教育 / 子どもの苦手意識 |
研究成果の概要 |
研究の成果としては、第1に子供たちの抱く図画工作・美術に対する苦手意識の原因について追及し、その苦手意識を少しでも減少させ解決するような要素を明らかにして具体的な教育方法を研究・開発してきた。第2に、開発した教育方法のいくつかを実際に授業で展開し、授業前と授業後の苦手意識の変容からその教育的効果を実証することができた。第3に、各年次段階の研究成果について、美術教育分野の全国学会の1つである大学美術教育学会の全国大会において毎年口頭発表し、研究成果を公開してきた。第4に、本研究3年間の研究成果を提出する研究成果報告書とは別に、研究集録として総110頁の冊子に印刷してまとめることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義については、学校教育において目指すべき図画工作教育・美術教育の実現のために教育方法の質的改善が不可欠であることを明らかにした。それは美術教育学の理論ではなく、教育実践的な視点において学術的な意義を有するものといえる。 学校の現状を見ると図工・美術が楽しいという生徒が存在する反面、苦手で嫌いという子が少なくない。学校の教師もそれを認識しながらも改善しより良い方向に実現できていない。この学校の状況に本研究が寄与することで、社会的な意義が存在すると考える。研究代表が担当している教師を対象にした教員免許状更新講習において、本研究成果を講習内容に取り入れており受講者に好評を得ている。
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