• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

小学校生活科における砂遊びの教育的効果についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K04739
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教科教育学
研究機関福島大学

研究代表者

宗形 潤子  福島大学, 人間発達文化学類附属学校臨床支援センター, 教授 (10757529)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード砂遊び / 生活科 / 保幼小連携 / 関与観察 / 教育的効果 / 教師への影響 / カリキュラム / 入学間もない / 実態調査 / 屋外活動 / 子どもの居場所 / 入門期 / 居場所づくり / 教育学
研究成果の概要

研究協力校において継続的に授業を参観し、子どもと教師の観察からのエピソードを累積し、小学校生活科における砂遊びの教育的効果を明らかにした。入学間もない子どもにとって、砂遊びをすることは、自然な人間関係構築の機会となり、教師にとっては、子どもの新たな一面を発見することにつながることが分かった。また、エピソードを教師と研究者が共有することが、教師の子どもを見る目や子どもを中心とする授業づくりに大きな影響を与えることも明らかになった。さらに、砂遊びが保幼小連携の課題解決の場となることが示唆され、今後もさらなる可能性があることが明確になった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

小学校入学間もない子どもにとって生活科の授業で砂遊びを行うことがどのような教育的効果をもたらすのかを明らかにした。研究の方法として、入学間もない学級における長期的な関与観察とエピソード記述を行い、担任の教員と共有していった。その結果、子どもの自然な人間関係構築、学級における居場所づくりにつながることが分かった。教師にとっては、子どもが自分の思いに基づき思い切り砂遊びをすることを見たり、関わったりすることで新たな一面を発見したり、その後の子どもの思いを尊重する関わりにつながることが分かった。また、保幼小連携の新たな取り組みとして可能性があることも明らかになった。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (7件)

  • [雑誌論文] 小学校生活科の砂遊びが入学間もない子どもの居場所づくりにもたらす影響 ~関与観察とエピソード記述を手掛かりとして~2019

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 雑誌名

      日本生活科・総合的学習教育学会誌

      巻: 26 ページ: 48-57

    • NAID

      40021858027

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 小学校生活科創設時における砂遊び実践に関する考察2019

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 雑誌名

      野外文化教育学会紀要

      巻: 17

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 淀川茂重の教育とその思想 ~低学年教育における子どもとその学びに関する示唆~2017

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 雑誌名

      福島大学総合教育研究センター紀要

      巻: 22 ページ: 11-19

    • NAID

      120005956093

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 福島県における生活科屋外活動の現状に関する一考察2019

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 学会等名
      野外文化教育学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 小学校生活科への砂遊びの導入と 幼小連携の試み2019

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 学会等名
      日本生活科・総合的学習教育学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 小学校入門期生活科の砂遊びが子どもの居場所づくりにもたらす影響 ~関与観察とエピソード記述を手掛かりとして~2018

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 学会等名
      日本生活科・総合的学習教育学会第27回全国大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 小学校生活科創設時における砂遊び実践に関する考察2018

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 学会等名
      野外文化教育学会 第19回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 東日本大震災以降の福島における砂場の取り戻しと新たな砂遊びの価値の創造2018

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 学会等名
      日本保育学会 第71大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 小学校入門期生活科の砂遊びが子どもの居場所づくりにもたらす影響2018

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 学会等名
      生活科総合的学習教育学会 第27回全国大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 東日本大震災以降の福島における砂場の取り戻しと新たな砂遊びの価値の創造~砂場の活用による保幼小連携の可能性~2018

    • 著者名/発表者名
      宗形潤子
    • 学会等名
      日本保育学会 第71回大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi