研究課題/領域番号 |
17K04745
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
郡司 明子 群馬大学, 教育学部, 准教授 (00610651)
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研究分担者 |
刑部 育子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (20306450)
茂木 一司 群馬大学, 教育学部, 教授 (30145445)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 美術教育 / 身体 / アート的思考 / 表現 / 対話 / コミュニケーション / アート / パフォーマンス / 地域 / 食 / ウェル・ビーイング / アート的身体 / 感性 / 美術科教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、美術教育における「アート的身体」に関する実践研究を通じた理論構築である。 幼児・児童・教員養成学部学生・教員等、幅広い対象において身体性を重視する(ひらく・感じる・聴くー問う・なってみる・表す・味わう)造形的な創造活動を通じて、身体と世界(もの・こと・人・場所)との対話における過程を捉えてきた。その結果、身体が世界に交わる中で感性=身体感覚/感情が動き、身体に宿る想像性/創造性が触発されて創造的想像力が発揮される事例が認められた。そこで、アート的身体とは「世界に対話的であろうとする志向(思考)/行為」(仮)とし、美術教育における「アート的身体」論を実装する研究に接続した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行き不透明の不安な時代にあって、身体は自他の存在=「生」に向き合う確かな拠り所である。現在、アートの教育は探究的な学びの基盤に位置づく「学びの技」(habits of mind)の促進やSTEAM教育等の観点からも注目を集めている。まさに本研究は分断された学びをアート/身体において繋ぎ合わせ、「生(学び)の全体性」を恢復するものである。さらに身体×メディア(多様な芸術表現)の可能性は、既存の美術教育の意義を拡張し、現在重視されている教科横断的なカリキュラム・マネジメントのあり方にも示唆的な要素に富むゆえ、教育現場への実質的に貢献する子ができる。
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