研究課題/領域番号 |
17K04747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
後藤 雅宣 千葉大学, 教育学部, 教授 (00234998)
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研究分担者 |
高橋 延昌 会津大学短期大学部, 産業情報学科, 准教授 (90341742)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 重色 / ブレンディング / 色彩教育 / 美術教育 / 色彩 / 混色 / ブレンディング・モード / 透明度 / 造形教育 |
研究成果の概要 |
美術教育における色彩に関する教育法およびそれを踏まえての制作方法に関わる研究です。 美術における表現の方法は、旧来的な絵の具などの着彩材料を使っての平面表現が基本となってきましたが、教育のICT化の流れの中で、美術教育においても、PCを活用したデジタル的な表現に関する教育方法や表現方法の開発が不可欠となっています。本研究では、絵の具を使った重色を、デジタル的なブレンディング・モードという概念に置き換え、それによって、絵の具などの着彩材料とPC上でのデジタル的な表現双方についての、新たな表現方法や教育方法を探ろうとしたものです。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
美術教育における旧来的な絵の具などの着彩材料を使っての表現では、色を透かし重ねる方法である「重色」は、時間のかかる難しい修練を伴う傾向にありました。そのため、美術教育の本来的な意義を逸脱し、技術的な指導のみが重視される弊害を生んできたとも言えます。重色の概念を、PC上でのブレンディングという手法を用いてデジタル的な手法に置き換えることで、重色に関する理解が深まり、色の透かし重ね合わせはより正確で簡潔なものとなって、表現の広がりを期待することができます。また、描画においての描き直しも容易なものとなり、限られた授業時間数の中で、より多くの表現を体験することができるようになります。
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