研究課題/領域番号 |
17K04750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
水崎 誠 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (50374749)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 歌唱 / 指導 / 教師 / 教育学 / 教科教育学 / 幼児音楽 / 指導法 |
研究成果の概要 |
幼年期歌唱発達児のモチベーションを高める指導方法を開発するために,2つの研究をおこなった。研究1では,5歳児クラスにおける歌唱活動場面を対象とし,個別の歌声を検討したところ,クラス歌唱時よりもグループ歌唱時で評定値が高い幼児が複数名で確認された。グループ歌唱時での優越動機づけにより,歌唱モチベーションが高まり,歌声の変化が生じたと考察した。研究2では,5歳児クラスにおける新曲導入初日の指導場面を対象とし,個別の歌声を検討したところ,抽出児A子の歌声が活動中に大きく変わったことを確認できた。教師による具体的な言葉がけにより,A子の歌唱モチベーションが高まり,歌声の変化が生じたと考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼年期歌唱発達児は歌唱能力が単に低いのではなく,そもそも歌唱モチベーションが低い場合がある。したがって,幼年期歌唱発達児への指導法を考える上で,モチベーションから検討することは重要であるが,研究事例は皆無である。本研究は幼年期歌唱発達のモチベーションを高める指導法の開発をおこなうものであり,指導法研究を新しい視点から進めたところに意義がある。またモチベーションの変化によって,対象児の歌声が変化することを音源データおよび数値によって示したことに特色がある。本研究の知見は,5歳児の幼児を対象としたものである為,年齢の近い小学1~2年生にとっても,指導の手がかりを与えると期待できる。
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