研究課題/領域番号 |
17K04757
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
隅 敦 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (30515929)
|
研究分担者 |
竹内 晋平 奈良教育大学, 美術教育講座, 准教授 (10552804)
三根 和浪 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (80294495)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 若手教員 / 実技教科 / 教員養成教育 / シラバス改善 / 発話 / 導入部 / 教員養成 / テキストマイニング / 質的データ分析ソフト / 授業力 / シラバス |
研究成果の概要 |
授業力を「子供に学力をつけるために教師に求められる力」と規定し,小学校の若手教員が初任1年目の段階から教科学習の授業力を発揮させることができるように,教員養成教育の段階における実技教科の指導内容の充実に焦点を当てた基礎的な研究を行った。まず、若手教員が配属されている小学校を訪問し,教員養成教育の段階での学びがどのように生かされているか,授業記録を行い,それを元に聞き取り調査を行った。次にそこで得た課題を整理し,講義等で求められる内容についての検討を行い,若手教員が実技教科において可能な限り授業力を発揮できる要件を整理し,学部における対象講義のシラバスの改善に反映させた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,教職1年目の初任者指導では実技教科にほとんど研修の機会を与えられない実態や指導しない教科が存在する実態を踏まえた上で,教員養成段階において実技教科のあり方を理解させ,身につけておくべき内容について明らかにしようとしてきた。若手教員に対する授業記録や聞き取り調査の分析を初任段階から行ったことで、実技能力の向上だけ行えばよいとは言えない事実を把握し,教員養成教育の段階での実技教科のシラバスの見直しと改善を段階的に行った。今後、該当の学年の新規採用教員が,実技教科の授業力を発揮することで、経験年数が少なくても児童の理解力に差がなくなることを期待している。
|