研究課題/領域番号 |
17K04761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
桐原 礼 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (10555311)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 初等音楽科 / コンピテンシー / 身体表現 / 多文化共生 / 授業デザイン / スペイン / 音楽科教育 / 初等音楽教育 / 学校の多文化化 / 多様なルーツの子ども / 音楽科授業 |
研究成果の概要 |
本研究においては,多文化共生に資するコンピテンシーを効果的に育成していくために,身体表現活動を導入した音楽科授業デザインのあり方について明らかにすることを目的とした。 その結果,活動内容・評価・コンピテンシーを一体化させた授業デザインにおいて,各スタンダードに応じた身体表現活動が位置づけられ,その活動内容に適合し得るコンピテンシーが関連づけられていることを確認した。また音楽的な側面のみならず,コンピテンシー・ベースで各児童の評価をしていることが示された。こうした授業デザインの方法においては,育成すべきコンピテンシーを明確にしながら,活動内容を厳選していくことができることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日,我が国の学校の多文化化が進行しており,今後,各教科等の授業時においても外国にルーツを持つ子どもへの対応が求められると考える。また,コンピテンシー育成に向けた授業デザインは世界的な潮流となってきており,我が国の音楽科教育においても,育成すべき資質・能力を明確にしていくことが求められている。 本研究においては,スペインにおける先駆的な事例検討を通して,音楽科身体表現活動が多文化共生に資するコンピテンシー育成に寄与していることを示すことができた。また,本研究で明らかにしてきた授業デザインの方法は,我が国の音楽科教育をはじめ,他教科等においても活用することができると考える。
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