研究課題/領域番号 |
17K04776
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
住田 勝 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40278594)
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研究分担者 |
森 美智代 福山市立大学, 教育学部, 准教授 (00369779)
寺田 守 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (00381020)
渡辺 貴裕 東京学芸大学, 教育学研究科, 准教授 (50410444)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 文学教育 / 認知的道具 / 系統的指導 / 深い学び / 社会文化的アプローチ / 読みの能力の発達 / 教育学 / 教科教育 / 国語教育 |
研究成果の概要 |
文学テクストを教室で読む際に、子どもたちの読みのパフォーマンスを良好に変容する可能性のある「認知的道具」の理論的記述を充実させた。例えば「題名」、「冒頭・結末」、「人物・キーアイテム」、「プロット」、「語り」等々が、物語をどのように構成し、読み手が物語テクストを楽しむときに、どのように機能し、その読みを充実させるのかという点について、理論的仮説を積み重ねることができた。 その上で、そのいくつかの「認知的道具」に焦点を当てた、具体的な国語教育実践を実験的に行い、読みの授業としての有効性を一定検証することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
文学テクストの読みの学習指導は、指導事項として取り上げられた要素と、実際の読みのパフォーマンスとの連関が必ずしも明確ではなく、それ故、単元の狙いとして掲げた目標の系統的な位置づけが十分に行えないという課題を常に抱え続けてきた。この研究が資するのは、単元のねらいとして、焦点を当てるターゲットとしての「認知的道具」の機能を明らかにし、応用の可能性を探り、その射程を実践的に確かめていくための基礎的な視点を与えることにあるだろう。
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