研究課題/領域番号 |
17K04792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
松浦 武人 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (70457274)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 確率概念の形成 / 幼小接続期 / 共通概念経路 / 確率概念 / 幼小接続 |
研究成果の概要 |
本研究では、幼小接続期の子供を対象とした横断的・縦断的調査の考察を通して,幼小接続期において形成したい確率概念の内容として,①不確定な事象の認識(日常の事象には,確実に起きる事象,不確定な事象,不可能な事象があることを認識すること),②確実性の度合いの認識(不確定な事象には,起こりやすいことと起こりにくいことがあることを認識すること)を定めるとともに,Vinner, S.&Hershkowitz, R.による共通概念経路の検定を通して得られた確率に関する異質の問題間の認知経路に基づき,玉引きの問題(あたりやすさの判断)の学習材を開発するとともにその問題提示の順序を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義として,①幼児・児童の不確定事象に関する生活経験及び確率概念の実態が横断的・縦断的に考察されたこと,②幼児・児童の確率の認知過程(共通概念経路)が明らかになったこと,③幼児・児童の確率に関する生活経験及び認知過程に基づく具体的な学習材の有効性を,実践・検証を通して明らかにしたこと,④幼小接続期における確率概念の形成を意図したカリキュラム案を開発したことが挙げられる。
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