研究課題/領域番号 |
17K04804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
吉村 功太郎 宮崎大学, 大学院教育学研究科, 教授 (00270265)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | シティズンシップ教育 / 探究学習 / 地域課題 / 総合的な探究の時間 / 市民性 / キャリア教育 / 市民性教育 / 社会科教育 / 総合的な学習の時間 / 批判的思考力 |
研究成果の概要 |
本研究は,地域社会の課題解決に焦点を当てた市民性育成を目指す学校における教育活動の意義と特質等を示すことを目的とする。明らかになった第1の点は,教育目的が①地域貢献ができる能力や態度を持つ者という実質的な姿を念頭に置いた人材養成と,②知識・技能を活用しながら他者と共同で問題解決を行うことができるような汎用性の高い能力を持つ者といった外形的な姿を念頭に置いた人材養成とに大別されること。第2の点は,教育目的に違いが,課題解決の方向性や探究活動の方法の違いに大きく結びついているという事である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
資質・能力の育成を主眼として教育課程の基本的な考え方がコンテンツベースからコンピテンシーベースになり、地域社会の課題を取り上げた探究学習が高等学校を中心に各学校段階で活発に行われるようになってきている。総合的な探究(学習)の時間だけでなく教科の学習においても探究活動が行われているが、育成を目指す資質・能力という教育目的や、具体的な探究活動、地域社会との関わり方等は一様ではない。複数の探究学習を取り上げて比較考察を行い、その教育目的や学習活動の特質の違いを明らかにし、探究学習の目的やその学習活動の方略を自覚的に学校カリキュラムとして編成するための示唆を得ることは重要である。
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