研究課題/領域番号 |
17K04807
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
高橋 範行 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (40456348)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 音楽鑑賞 / 構造を意識した聴取 / 分析的学習 / 音楽構造 / 音楽理論 / 演奏学習 / 鑑賞 / ピアノ学習 / 教科教育学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、演奏楽曲を分析する訓練によって、音楽聴取の質が変わり得るかを実験的に検証することである。協力者は割り当てられた学習条件下で6か月の学習に取り組んだ。学習条件のひとつは、楽曲を適切に演奏できることを目指すもの、もうひとつは、前者に加えて楽曲の構造面に関わる分析を行うものである。学習の前後で実施された聴取テストでは、協力者は提示された楽曲について、考えたことを自由記述した。記述内容の分析によって、学習による聴取内容の変化を比較した。 しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、研究の中止を余儀なくされた。既に得たデータについては、将来の新たな研究に統合させ、研究成果として結実させたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
音楽の構造面に関わる分析的な学習が、音楽鑑賞時の「構造を意識した聴取」を促し得ることを示すことによって、音楽授業における鑑賞活動の深化及び音楽の学びの見つめ直しにとって有益な基礎的知見を提出し得るはずであった。 しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大により、研究の中止を余儀なくされ、分析に足る十分なデータ数を得ることが叶わなかった。しかしながら、感染拡大前に得たデータを見る限り、分析的な学習によって、音楽鑑賞時における学習者の意識に変化が生じているように思われる。
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