研究課題/領域番号 |
17K04808
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 福山市立大学 |
研究代表者 |
森 美智代 福山市立大学, 教育学部, 教授 (00369779)
|
研究分担者 |
光本 弥生 広島修道大学, 人文学部, 教授 (80280155)
倉盛 美穂子 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (90435355)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 保幼小接続 / 実態調査 / エスノグラフィ / エピソード / 虚構体験(文学体験) / 自立と共生 / 自他尊重 / 小学校入門期 / 環境構成 / 子ども理解 / 保育観 / 教育観 / 方向目標 / 到達目標 / 観察調査 / 文学教育 / 虚構体験 / 保幼小連携 / 就学前教育 / 小学校カリキュラム / 発達支援 / 物語体験 / 劇遊び・ごっこ遊び / 言語教育 / 教育学 / 教育系心理学 / 文学論 |
研究成果の概要 |
本研究は「虚構世界との往還から自立と共生を目指す保育・教育プログラムの策定」を目的とし、多様な価値観が併存する社会を生きる子どもたちが、自らの足場を築き、他者と共に生きるための保育・教育プログラムを構想するものである。ただし、 実際の保育・教育現場をフィールドとして教育実践を行いながら構想・実施する予定が、COVID19という予測不可能な状況によって計画通りに進めることができなかった。そこで、COVID19以前に集めたデータをもとにした分析の考察・公表と、新たな研究方法の模索に時間を費やした。 結果として、観察法(エスノグラフィ)によるエピソードデータの分析という研究方法の提案に至った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、子どもの「読み」の実態調査は、学力調査等のテストによって、子どもの生活実態とは切り離されて記録されることが多い。それに対し、教育現象を社会的・文化的現象と捉え、社会や文化に埋め込まれた状態での実態調査の必要性が指摘されている。本研究では、そうした流れの一つであるエスノグラフィによるエピソードデータを対象として、子どもの実態を明らかにした。 エピソードデータを、幼児教育から小学校教育への接続という視点から分析した結果、教師による筋書きから外れ、当初の目的とは異なる方向へと進む物語教材の授業が、子どもの意欲関心を原動力として、子どもの思考力・想像力を高めていく姿を描き出した。
|