研究課題/領域番号 |
17K04813
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
宮本 直樹 茨城大学, 教育学部, 准教授 (20736318)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | データ解釈 / データ解釈能力 / 内的表象 / 外的表象 / 推論プロセス / 義務教育 / サイエンスプロセス・スキル / 表象 / 推論 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、科学教育において重要な課題であるデータ解釈能力育成に関するものである。特に、「表象による推論プロセス」を踏まえて、データ解釈能力の育成を目指した。その結果、次のような知見が得られた。第一に、表象による推論プロセスを描出することができた。そして、そのプロセスを通して、データ解釈能力が育成された。第二に、表象による推論プロセスを通して、関係性を指摘するデータ解釈能力は育成できたが、数式化するデータ解釈能力の育成は困難をもっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
データ解釈能力を育成するための重要な点をいくつか指摘できた。第一に、「表象による推論プロセス」を重視すること。さらに、内的表象を外的表象へと変換させ、徐々にゆっくりと表象の変換を行なっていくこと。第二に、データ解釈は「仮説設定」と関係が密であるため、「仮説設定」時に内的表象づくりを行うこと。 一方、知識基盤社会で生きていくための基盤となるデータ解釈能力を義務教育段階で育成するためには、オーセンティックな科学的探究の遂行時に生成・形成される内的表象に着目して、その内的表象を外的表象化する指導が求められる。
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