研究課題/領域番号 |
17K04819
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 名古屋学院大学 |
研究代表者 |
横井 志保 名古屋学院大学, スポーツ健康学部, 准教授 (10352858)
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研究分担者 |
五十嵐 睦美 桜花学園大学, 保育学部, 助教 (50782398)
高瀬 慎二 名古屋柳城短期大学, その他部局等, 准教授(移行) (60565886)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 音楽的表現 / 幼児 / 保育 / 音楽表現評定尺度 / 演奏家による表現の捉え / 保育者による表現の捉え / 音楽する子どもの様態 / 音楽する / 音楽表現 / 幼児の音楽表現の捉えに関する意識調査 / 演奏のイメージ / 音への集中 / 教育学 |
研究成果の概要 |
音楽家による「音楽する」とは,どのようなことかを半構造化インタビューした結果,演奏する自分以外に聴き手がいて,その存在が音楽していると実感させる。また,そこに高揚感や緊張感といったものが伴うことであることが明らかになった。また,保育者の音楽的表現の捉え方の調査からは,自主性,創造性,協同性,躍動性,規則性の5因子を抽出することができた。さらに,幼児の音楽的な表現場面においては,子どもが音楽を能動的に捉え,感じることで,その表現の仕方にも変化がみられるようになり,音楽する身体には音楽を能動的に捉えることによって生じる前のめりな動きや予備的な動作となって現れる動きがあることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色は、幼児の音楽的な表現を音楽家と、保育者との両者の立場の視点から評価し、音楽表現評定尺度を開発しようとする点である。幼児の表現には、幼児が無意識に行う音楽的な表現から、音楽しようと意識的に行う表現とがある。楽器を使った表現は、様々な側面を含むものであるが、幼児が音表象を保持し、自ら音楽的時間の持続をつくることができるようになるということには、単独で音楽するのとは違い、他児やその音に応答すること、また表現における身体運動的感覚とも連動する。つまり、音楽表現評定尺度の開発によって、表現すると同時に消えていく幼児の音楽的な表現を保育者が的確に捉えることに繋がる。
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