研究課題/領域番号 |
17K04824
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 大阪体育大学 |
研究代表者 |
石塚 真子 大阪体育大学, 教育学部, 教授 (70348431)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 音楽教育 / 民俗芸能 / コミュニケーション / 太鼓 |
研究成果の概要 |
本研究では、民俗芸能(秩父屋台囃子、神着木遣太鼓、水口曳山囃子、八丈島の太鼓、エイサー)の現場に赴き、「囃す/囃される」関係性の観点から芸能を分析し、それらを成立させているコミュニケーションの特質を明らかにした。また、人と芸能を基盤とする事例(学校現場での事例、民俗芸能の場で学び続けている人びとの事例など)から、生涯学習の視点に立った学習材と学習方法を考察した。これらの研究成果を基に、民俗芸能に内在する特質を活かした音楽教育の新たな授業モデルの構築を進めることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、民俗芸能を様々な方向から支える人びとへの内在的接近を試み、人と芸能との関わりについての調査を行い、生涯学習的観点から捉えた民俗芸能の授業実践モデルを構築した。このように長期間に渡って民俗芸能と音楽教育の2つのフィールドを往還するという研究方法は、従来の音楽教育研究とは一線を画する新しい試みであり、民俗音楽研究と音楽教育双方にとって有益なものと考えられる。また、民俗芸能の特質を採り入れた音楽教育実践への道筋をつけることができたことは、伝統音楽の教育の推進に寄与するとともに、従来の音楽教育の枠組みを超え、芸術・体育・社会等の隣接する諸領域とも接合した新たな教育実践方法の開拓にもつながる。
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