研究課題/領域番号 |
17K04829
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 武庫川女子大学 (2018-2022) 武庫川女子大学短期大学部 (2017) |
研究代表者 |
佐藤 勝之 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (80215772)
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研究分担者 |
村山 太郎 武庫川女子大学, 文学部, 准教授 (20743850)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 学校国文法 / 橋本文法 / 論理的思考力 / 言語学 / 機能言語学 / 選択体系機能言語学 / 文節 / 連体修飾語 / 連文節 / 語 / 句 / 節 / 結束性 / 生成文法 / 文の組み立て / 文章の組み立て / 入れ子構造 / 結束関係 / 文章読解と文法 / 文法教育 / 文章表現 / 論理的思考 / 国語教育 / 国語学 |
研究成果の概要 |
従来の中学校国語教科書における文法事項の説明が、いわゆる橋本文法によるものであり、日本語学を専門とする研究者からも、これが内包する問題点がかねてより指摘されてきた。本プロジェクトは、橋本文法の問題点を認識しつつこれを改良することによって文の分析の理解を深め、さらに文章全体の理解に役立つ文法へと進化させることを目指した。同僚および現職の中学高校教員と、国語教育における学校国文法のありようを再認識し、とりわけ言語学の知見の文法教育への生かし方について会合を重ねた結果、最終的に、中学高校生徒を対象として、言葉の仕組みと働きについての理解を深め、論理的な思考力を高める学習材を作成して印刷物とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最近の日本語学・言語学の発展にもかかわらず、過去数十年にわたり変化のない学校国文法を否定することなく改善することによって、実践的に有効と見なされてこなかったこの文法を、より合理的な文の分析の道具として、さらには文章解釈の一つの手立てとして利用できるような方策を提案できたと考えられることである。
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