研究課題/領域番号 |
17K04832
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
飯島 睦美 群馬大学, 大学教育・学生支援機構, 教授 (80280436)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 英語学習 / 音韻意識 / 学習障害 / ローマ字 / 英語教育 / 発達障害 / 指導方法 / つまずき / 音韻符号化 / 言語処理過程 / 情報処理過程 |
研究成果の概要 |
本研究は、ローマ字読書き能力と英語学習で重要な役割を果たす音韻意識の関係を調査し、音韻意識を養うための教材や指導方法を開発することを目的とした。ローマ字の読書き能力においては、平仮名をローマ字で綴ることよりもローマ字を平仮名に直すほうが、中高生の学習者には難易度が高く、ローマ字の読み能力と英語の音韻意識との間には相関があり、さらに英語の読書き能力と英語全般の成績とは高い相関があることがわかった。 音韻意識を養成するための教材、指導方法は、系統的なシラバス基づいて実施すること、また中学校入学時に実施することで、その後難易度が上がっていく英語学習へのスムーズな橋渡しとなることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語教育改革の大きな柱のひとつである小学校英語教育を有為なものとするために、これまでに起こっていた中学校1年時の英語嫌いを大量に作り出すことが低学年化することだけは回避しなければならない。重要なのは、小学校で学習したローマ字能力を考慮しながら、英語の音韻意識を養成することであることが今回の研究で明らかになった。英語学習を苦手とする学習者の中には、やはりアルファベットの音と文字が同定していないものが多く、それがために中学校以降の英語学習についていけていない現状が調査の中で浮き彫りになってきた。このことは、小学校や中学校初年次での英語教育へ音韻意識を高める指導の重要性を示唆するものとなった。
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