研究課題/領域番号 |
17K04833
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
水戸部 修治 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (80431633)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 国語科教育 / 読解力 / カリキュラム開発 / 授業改善 / ベルリン市のドイツ語教育 / 学習評価 / 教材開発 / 「読むこと」の指導と評価 / 読むこと / 読書活動 / 言語活動 / 共有 / 主体的に学習に取り組む態度 / 読解力育成 / カリキュラム / 国語科 / 読解力向上 / 国語科学習指導 / ベルリン市 / 各教科等の学習 / ベルリンの読解力向上 / 教育学 |
研究成果の概要 |
LISUMでの聞き取り調査により、ベルリン市では各教科の教育課程に加え、各教科で育成する読解力とメディアリテラシーに関する教育課程を作成し、6年生段階と10年生段階で身に付けるべき能力を系統的に示していることなどその詳細を明らかにできた。Johann Peter-hebel-Grundschuleにおける実地調査では、児童が課題解決に向けて取り組むとともにその成果をファイリングして蓄積し、以後の学習でも活用しやすくするなどの工夫を行っていることが分かった。読解力育成カリキュラムと国語科「読むこと」の教材開発に関しては、学習評価の在り方、幼児教育との接続の視点から必要な視点を明らかにできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国語科で子供たちに育む言葉の力は、日常生活や各教科の学習でも生きて働くものとなることが望まれる。本研究課題では、ベルリン市の各教科等での読解力育成のための教育課程の特徴を我が国では初めて明らかにできた。この知見は、今後我が国の小学校国語科の教育課程の改善を進める際に大きく資するものとなることが期待される。 また学習評価、校内研究、幼児教育との接続といった多様な視点から小学校国語科の学習指導の在り方を検討し、具体的な国語科の単元を開発・提示できたことから、国語科の授業改善にも生きる成果を得られたと考える。
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