研究課題/領域番号 |
17K04838
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 立命館大学 (2018-2019) 岩手大学 (2017) |
研究代表者 |
大谷 哲弘 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00783911)
|
研究分担者 |
竹下 浩 筑波技術大学, 保健科学部, 教授 (30629671)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 高校就職希望者 / 離職意思 / 納得感 / 進路指導 / キャリア形成 / 高卒就職希望者 / キャリア選択 / 上手な妥協 / 熟考 / 高校3年生 / 就職希望者 / 内的基準 / 外的基準 / 社会系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究では,就職が内定した高校3年生へのインタビュー調査から,就職先に対する自己評価の観点が〔納得〕と〔上手な妥協〕であることと,〔納得〕の形成プロセスは内的基準と外的基準の相互作用である〔熟考〕であることが明らかになった。 また,就職1年目の離職意思と高校3年時の〔納得〕〔上手な妥協〕〔熟考〕との関係を量的に調査した結果,〔納得〕のうちの「意義」と〔熟考〕が離職意思を低減することが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのキャリア選択における納得感は,例えば「決定した進路について納得しているか」のように1項目で問うものが多く,その構造は不明であった。本研究では,この納得感の構造を質的と量的の両面から研究し,「意義」と「見通し」で構成されていることを明らかにした。また,納得感の「意義」が離職意識を低減することを明らかにした。これまでの研究では離職意思と就職後の要因の関係を扱うものであった。高校段階で教員が指導可能な要因を明らかにしたことは,高校生への進路指導に大きな役割を果たすことが期待される。また,本研究のような基礎的な研究の成果を蓄積することにより,早期離職による社会的な損失の削減が期待される。
|