研究課題/領域番号 |
17K04841
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
小川 哲哉 茨城大学, 教育学部, 教授 (80194439)
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研究分担者 |
柴原 宏一 茨城大学, 教育学部, 教授 (80781715)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 高校道徳 / 言説分析 / 討議型道徳授業 / 解釈学的アプローチ / 動画教材 / 活字教材 / 量的研究 / 質的研究 / タブレット端末 / オリジナル動画教材開発 / 動画教材制作 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究では、優れた高校道徳授業を行っている茨城県で、道徳授業における教師・生徒の言説分析を行い、その結果から討議型道徳授業の改善と動画教材開発を行った。 動画教材「みんなの桜の木」は、討議型道徳授業のモデル教材となる教材であり、実際の道徳授業でその教育的効果が検証された。さらに動画教材と活字教材を比較・検討した。その結果、多くの生徒は動画教材が分かりやすいと答えたが、一部の生徒は動画教材に対して否定的評価をした。彼らに対しては、担任によるインタビュー調査を行った。その結果、生徒たちは動画教材に興味を示しながらも、活字教材の方が想像力を広げられる点を評価していることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
茨城県の高校道徳授業は、その規模や広がりの点で全国的に最も優れた教育実践の事例と見なされる。中でも高校2年生向けの「道徳プラス」では、討議型道徳授業と協働型道徳授業を展開している。 本研究は、茨城県の教師・生徒に道徳授業における言説分析を行い、討議型道徳授業の授業改善と教材開発を行ったものである。特に教材開発では、教育現場にまだ十分に普及していない動画教材を開発し、その教育的有効性を確認し、動画教材の可能性と課題を明らかにした。
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