研究課題/領域番号 |
17K04848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 沖縄県立芸術大学 (2019-2020) 上越教育大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
城間 祥子 沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (30457379)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 総合的な学習の時間 / 伝統・文化の教育 / 状況的学習論 / パフォーマンス心理学 / 教育学 / 教育系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、総合的な学習の時間における学習過程について、「認識論な学び」と「存在論的な学び」の二つの側面からアプローチし、両者の関係について検討した。具体的には、伝統や文化をテーマとした学習活動に焦点を当て、学習内容(学習者がどのような知識や技能を学んでいるか)から認識論的な学びの過程をとらえた。また、学習対象の伝統や文化を維持・継承しているコミュニティに対して自己をどのように位置づけるか(文化的アイデンティティ)という観点から、存在論的な学びの過程を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、職業的アイデンティティの発達研究で用いられている状況的学習論の「実践共同体への参加」の枠組みを、文化的アイデンティティの発達研究に応用したことである。これにより、文化的アイデンティティを固定したものとしてではなく、実践共同体との交渉を通して構成され続ける動的な過程として描くことが可能となった。また、総合的な学習の時間における学びの過程と、学びを構造化する学習環境の検討を通して、総合的な学習の意義をより明確にするとともに、カリキュラム・デザインや学習指導上の留意点を提示することができた。
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