研究課題/領域番号 |
17K04855
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 国立教育政策研究所 (2018-2022) 静岡大学 (2017) |
研究代表者 |
志民 一成 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (50320784)
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研究分担者 |
長谷川 慎 静岡大学, 教育学部, 教授 (00466971)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 教材開発 / 伝統的な歌唱 / 歌唱モデル / 音楽授業 / 音楽科教育 |
研究成果の概要 |
伝統的な歌唱を稽古する子どもの歌い方の分析では、成人の実演家と比較していわゆるコブシなどの歌い方に大きな差異があること、また、歌う音域の違いが明らかとなった。 音楽授業における歌唱モデルの構築では、上記の分析及び考察をもとに、子どもが歌唱している範唱の音源や図形楽譜などの教材を開発した。そして、その教材を用いて、子どもの歌唱の特徴を踏まえた実践を計画し、小学校で検証のための授業を行った。それらの実践では、子どもが歌唱している範唱を用いたことにより、子どもにとって声の用い方や歌い方をつかみやすくなることが示唆された。また歌う際の音域についても、子どもの範唱を用いる効果を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小・中学校の音楽科授業等において伝統的な歌唱を指導する際に、どのような範唱音源を用いたらよいか、また音域はどのように設定すればよいかなど、歌い方の指導方法に具体的な示唆を与えることが考えられる。また、今回開発した範唱音源等を小・中学校の音楽科授業等の指導において活用することで、子どもの伝統的な歌唱の学習を円滑にし、より充実した学びを実現することが期待される。 これら伝統的な歌唱の学習活動の充実は、鑑賞指導を含めた我が国や郷土の伝統音楽の学習全体によい影響を及ぼし、生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と関わる資質・能力の育成に資するものと考える。
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