研究課題/領域番号 |
17K04867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
松岡 敬興 山口大学, 教育学部, 准教授 (10510539)
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研究分担者 |
蜂谷 昌之 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (60510542)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 特別活動 / いじめ / ガイダンス / 学級活動 / 人間関係 / 共感性 / 自己理解・他者理解 / 自尊感情 / 自己理解 / 他者理解 / いじめ問題 / 自己肯定感 |
研究成果の概要 |
本研究では、児童が他者とのかかわりにおいて課題を抱える実態を踏まえ、相互理解と人間関係の改善をめざす。全ての児童が参画でき、活動の成果を共有し合えるプログラムを開発した。本取組は4人1組で行う。互いになかまの発想を推察しつつ、静かに制作活動を進める。完成後、成員同士でイメージを確認し合い、自らの推察と仲間の発想とのズレを話合い共有する。 その結果、すべての児童が自己有用感に触れ、自尊感情を高めながら参画できた。また児童一人一人が振り返りの場面で発表でき、必要とされる自己理解がもたらされた。なかまと共に一つの作品を協働しながら制作する描画表現活動により、望ましい人間関係の構築に繋げられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いじめ問題を未然に防ぐうえで、すべての児童生徒を対象に、自己理解・他者理解を深めるために、特別活動での学級活動の開発が有用である。本研究では、学級活動として「いじめ未然防止プログラム」(協働的描画表現活動)を開発し、その教育実践を通して教育効果を分析・検討した。 その教育効果について、質的調査、量的調査の両面から分析・検討を行い、その有効性を確認できた。今後は指導者が、児童生徒の人間関係を見据えつつ、彼ら同士が「かかわり合える場」を適切に設けることが重要である。プログラムを効果的に活用するには、カリキュラムマネジメントの視点から、意図的・計画的に年間計画に位置づけ機能させることが求められる。
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