研究課題/領域番号 |
17K04871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
寺岡 聖豪 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (80253368)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 戦争 / 原爆 / ミュージアム / 負の記憶 / 公害 / 平和教育 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は「平和教育の再構築を目的とした平和教育教材を開発する」ことである。戦争体験者が少なくなる現在,戦争体験の継承は喫緊の教育課題である。 そこで,(1)中学校社会科の教科書において,原爆問題がどのように扱われているかを確認した。(2)広島や長崎,沖縄を調査して,平和ミュージアムが戦争体験を継承するうえで,「フォーラムとしてのミュージアム」という役割を果たしていることを確認した。(3)「負の記憶」をテーマにしたミュージアムでは過ぎ去った歴史上の出来事ではなく,来館者が当事者として学ぶことができるような展示が欠かせないことも確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでは体験者が語り部として自らの体験を語ることによって戦争体験の継承が行われてきた。しかし,戦争体験者が少なくなる現在,新しい形で平和教育を行うことが求められている。そこで,教科書を分析するとともに,平和ミュージアムを訪問調査した。その結果,「戦争を知らない世代」(非体験者)が非体験者に伝えるために,何が必要なのかを検討した。以上のことから,「次世代型の平和教育」として,勤務校における授業や学生指導に活用したい。
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