研究課題/領域番号 |
17K04876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 関西学院大学 (2020-2022) 稚内北星学園大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
澁谷 久 関西学院大学, 教職教育研究センター, 教授 (90780461)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 算数・数学教育 / 教材開発 / 数学的学習具 / 個人による観察・実験 / 発達段階に応じた特性 / イメージ / 幼児教育の数量や図形 / アナログ / 観察・実験 / 特性 / 数学的教具・学習具 / 現物実験 / 発達段階 / 開発 / 汎用性 / 教科教育学 |
研究成果の概要 |
発達段階に応じた数学的学習具の特性が明らかになった。段階の対象を幼児教育から高等学校数学教育まで設定したことにより,特性と系統性により各発達段階の子どもたちに有効な教具・学習具の開発を行うことで,個人による現物実験を中心に据えた,学習者全員が参加できる授業が効果的に取り入れられることを促進できることが鮮明になった。 デジタル教材とアナログの学習具との比較において,形成されるイメージの質の違いが鮮明になった。 対象範囲を広める必要性を捉え,高齢者もその対象として進めることができた。すべての年代の人に数学的学習具を媒体として,数学のイメージやシェマを形成することができることを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単一の学校種に焦点を当てるのではなく,小学校,中学校,高等学校,さらに幼児教育,高齢者対象の数学教室における個人による現物実験の意義,それに伴う学習者の発達段階に応じた学習具の特性とその系統性を明確にし,それが実験の効果を高めることを実証的に示すことにより,日本の数学教育において,有効な学習具の開発が積極的に行われ,個人による現物実験を中心に据えた,学習者全員が参加できる授業が効果的に取り入れられることを促進できると考える。
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