研究課題/領域番号 |
17K04879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
山本 佐江 帝京平成大学, 現代ライフ学部, 准教授 (10783144)
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研究分担者 |
有本 昌弘 東北大学, 教育学研究科, 教授 (80193093)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 形成的アセスメント / 学習のためのアセスメント / カリキュラムアセスメント / 文化的スクリプト / 生産的失敗 / ティームティーイング / 教育評価史 / 授業改善 / 学習評価 / 授業研究 / ティームティ-チング / 場と集合意識 / ティームティーチング / アセスメント文化 / assessment as learning / 学びの一環としての評価 / 生産的な失敗 / ミドルリーダー育成システム / 専門性発達 / 現職教育 / 自己評価 / 相互評価 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、形成的アセスメントによるアクティブ・ラーニングの評価に対応した教員研修プログラムの開発を目指すことである。そのために、日本の優れた形成的アセスメントの実践から学び、持続的な教員研修の在り方について考察を深めてきた。主として、ティームティーチングを基盤とした校内研究が56年間続いてきた秋田市立築山小学校を例として取り上げ、その持続の様相と理由を探求していった。 その結果、今盛んに喧伝されている「主体的」「探究」などの用語は、数十年前から既に使われており、概念を校内で共有しながら研究してきた経緯をもつことが明らかになった。その持続的研究のあり方から、研修プログラムを考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
形成的アセスメントが、今回の学習指導要領改訂の柱である「アクティブ・ラーニング」転じて「主体的・対話的で深い学び」にとって、欠かせない評価であることを検証した。その実践事例は、近年のものだけではなく、学校全体で組織的に継続的な授業改善のための研究を進めてきた学校の長い歴史の中に埋め込まれて存在していることが明らかとなった。過去の成功事例に学ぶことで、現在にとって必要な方策を立てることができる。さらにうまくいかなかった事例を生産的失敗として扱うことにより、成功例と共に現在と未来に生かすことのできる有効策として活用できるという示唆が得られた。
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