研究課題/領域番号 |
17K04897
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 神戸親和女子大学 |
研究代表者 |
金山 健一 神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (80405638)
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研究分担者 |
栗原 慎二 広島大学, 教育学研究科, 教授 (80363000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ピアサポート / 児童生徒 / 包括的支援 / ネット依存 / いじめ / 包括的学校支援 / ネット / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ピアサポートが支援を必要とする児童生徒の成長に及ぼす効果を確認することである。①中学生に継続的にピアサポートを実施し学校環境適感を測定した。学級満足感が向上し、問題行動にも減少傾向が見られた。②小~高校生を対象に、子供の当事者性のあるSNSのルールづくりは、ネット依存、ストレスを低減することが確認できた。③ネット依存の小~高校生を対象にキャンプでピアサポートを実施し、ネット依存の立ち直りのきっかけが確認できた。ピアサポートは人と人をつなぐプログラムであり、学校での有効性が確認できた。課題はピアサポートを各学校のカリキュラムマネジメントにどのように位置づけるかである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子供たちを取り巻く現状は、いじめは54万人、不登校は20万人、ネット依存傾向は93万人と報告されている。SNSが発達し子供たち同志のリアルなつながりの希薄化も一因である。要支援児童生徒は、孤立傾向、不登校傾向、いじめの対象となりやすく、学業不振の場合もある。しかし、本研究では、ピアサポートにより自己の成長や、ピアサポート活動で自分の居場所が確認でき自信を得ることが確認できた。ピアサポートを実施することによって、子供たち同士のつながりを回復し、人間関係づくりが促進させれ、学級適応感が向上することが示唆された。神戸市のいじめ問題対応のロードマップでは、ピアサポートの有効性も明記された。
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