研究課題/領域番号 |
17K04900
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
西尾 亜希子 武庫川女子大学, 共通教育部, 教授 (20550627)
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研究分担者 |
高屋 定美 関西大学, 商学部, 教授 (60236362)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 女子大学生 / キャリア教育 / お金の視点 / 学生の多様性 / ライフプラン / 金融・経済教育 / 大学生 / アメリカ / 「お金」の教育事情 / ジェンダー / パーソナル・ファイナンス教育 / キャリア / カリキュラム / 金融リテラシー / パーソナル・ファイナンス |
研究成果の概要 |
女子大学生のための「お金」の視点を取り入れたキャリア教育カリキュラム案について勤務校(女子大学)の授業等を通じて検証し、問題点を探った。 次に、その他に問題点がないか調べるために、米国の州立大学(共学大学)の授業でそのカリキュラム案を使用した。 結果、学生のジェンダー、年齢、職歴などの属性(背景)の多様性が、そのまま多様な生き方の志向につながったり、逆に志向することをあきらめざるを得なかったりする状態につながっていることがわかった。その結果は、日本の女子大学生のみの研究ではわからなかったことだが、多様化する大学生の包摂という視点もカリキュラム開発の上で必要な視点であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
概して、女子学生は(生涯)キャリアについて考える時、結婚、出産、育児等については考えるが、その際に「お金」の視点が欠けているのではないかという問題意識から、本研究は行われた。そのため、「お金」の視点を組み込んだキャリア教育カリキュラム案を作成し、授業で活用したり、海外の多様な背景をもつ大学生にどの程度通じるものか試すために、アメリカの大学でも活用を試みた。その結果、キャリアについて考えることに消極的な学生が少なくなく、彼らに考えることを強いており、精神的に追い詰めていると判断せざるを得ない場面があった。学生の多様化と社会変化を「予測」しつつ、カリキュラム案を考える必要性が示唆された。
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