研究課題/領域番号 |
17K04903
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 広島都市学園大学 |
研究代表者 |
冨田 道子 広島都市学園大学, 子ども教育学部, 教授(移行) (10738785)
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研究分担者 |
松岡 依里子 大阪成蹊短期大学, 生活デザイン学科, 准教授 (10638125)
艮 香織 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (10459224)
石垣 和恵 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (20748941)
齋藤 美保子 神戸女子大学, 文学部, 教授 (20551708)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ユニバーサルデザイン / 共生社会 / 多様性 / マイノリティ / 減災 / 持続可能性 / 家政教育 / 家庭科教育 / 共生 / 生活主体 / 当事者意識 / 人権 / アセスメント / 授業デザイン / 教員養成系大学 / 人の多様性 / カリキュラム開発 |
研究成果の概要 |
共生・人の多様性への理解を深めるための『家庭科ユニバーサルデザイン学習手引書』は、実践研究を重ねる中で、教員をめざす学生、中学・高校生、現職教員、一般市民に活用できるものへと改訂することができた。さらに、頻発している自然災害対策として、UD視点を育成した上での発展的授業(減災授業)も提案した。実践結果から、学習者は視野を広げ、多様な人々の生活を想像・思考し、さりげない配慮のある避難所をデザインすることができた。 本手引書には、研究者らの専門分野に加え、社会福祉学、特別支援教育、防災学等の研究者や、企業、非営利民間団体、行政機関の助言も取り入れた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本成果には2つの特徴がある。1つは、ユニバーサルデザインを「特別なニーズを持つ人を支援するためのデザイン」という狭義の理解に留めることなく、「自分も含めた多様な人々が社会生活を送りやすくするための製品、施設、情報・サービス、制度等のデザインのことで、その人の自立や自由をより可能にするもの」という広義の捉え方を提示できた点にある。これにより、学習者の共生・多様性視点を育てることができた。 2つ目は、避難所における災害関連死の多さと、避難所閉鎖までの期間の長期化に着目した点にある。減災授業は、避難所の機能を見直し、学習者の主権者意識を育てる契機になることも明らかにすることができた。
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