研究課題/領域番号 |
17K04910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
野口 和人 東北大学, 教育学研究科, 教授 (40237821)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 通級による指導 / 高等学校 / 教員の資質 / 指導内容 / 特別支援教育 / 自立活動 / アセスメント |
研究成果の概要 |
高等学校における通級による指導を担当する教員の資質を担保すること,指導内容の適切性・有効性を確立するためのツールの開発を目指した。この前提として,高等学校段階の通級による指導における自立活動の指導について確認したところ,個々のニーズに応じて指導内容を決定していくというボトムアップの手法自体が高等学校ではあまり馴染みがないものであるうえ,指導内容について参照しうるものが限られていることが改めて確認された。高等学校における通級による指導の設置数自体も,担当者数も限られているなか,まずは指導内容や方法等に関する情報やノウハウの蓄積とそれらを共有する仕組みを作ることが必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平成30年度より開始された高等学校における通級による指導において,教員の資質を担保すること,指導内容の適切性・有効性を確立することは喫緊の課題である。しかしながら,これまでの蓄積がない状況のなか,一部では,高等支援学校における指導や知的特別支援学校に在籍する比較的能力の高い生徒を対象とする指導,中学校特別支援学級で行われている指導などを参照とした取り組みが見られる状況となっている。このような状況の解消に向け,訪問調査やインタビュー調査を2019年度末に行う予定としていたが,コロナ禍のために断念せざるを得なかった。この研究課題はきわめて重要であり,引き続き検討を進めていく予定である。
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