研究課題/領域番号 |
17K04917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
名越 斉子 埼玉大学, 教育学部, 教授 (30436331)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 実行機能 / 自己調整 / 評定尺度 / アセスメント / 発達障害 / 通級 / 自己調整機能 / 本調査 / データ分析 / 予備調査 / 項目分析 / UDL / 教師評定尺度 / 保護者評定尺度 |
研究成果の概要 |
発達障害のある小中学生の実行機能の評価と支援に利用するためMcCloskey Executive Function Scale(MEFS)の日本版J-MEFSを作成し、教師データで信頼性と妥当性を確認した。J-MEFS適用研究では、指導者、保護者、本人の評定結果から、実行機能の困難と強さを分析し、支援指針を作成した。結果は臨床像を反映し、指針の適切さも支持されたが、構成概念の整理やより実用性を高める工夫の必要性が示唆された。J-MEFSの結果に基づく支援の実施とその有効性の検証も今後の課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで子供向けの実行機能アセスメントがなかった日本において、学校での学習や対人関係における困難を実行機能という観点から捉えることのできるJ-MEFSが開発されたことの意義は大きい。J-MEFSを用いることで、子供が自身の内的資源である能力や積み上げてきたスキルなどを活用できるようにするための支援を行いやすくなると思われる。また、支援者や保護者から見た実行機能の状態だけでなく、本人の自己評価を取り入れることで、子供が自己理解に基づき、目的意識を持って主体的に支援に参画するというパーソンセンタードアプローチによる支援が促進され、特に通級による指導効果の向上への貢献が期待される。
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