研究課題/領域番号 |
17K04922
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
菅野 敦 東京学芸大学, 特別支援教育・教育臨床サポートセンター, 教授 (10211187)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 知的発達障害 / ライフステージ / 生涯発達支援 / 支援プログラム / 支援課題 |
研究成果の概要 |
本研究では、実態調査を通して、知的障害者の生涯発達支援について、ライフステージ別の支援課題を明らかにし、さらに、支援プログラムの作成及び有効性の検証を行った。結果、①知的障害者のライフステージが上がるにつれて、支援課題が変化していくこと、②これらの課題に対しては、主に「学習」の領域を活動の軸として、その都度知的障害者本人が学び続けることのできるような支援体制が必要であること、③生涯発達支援の4領域の土台になる「考えるわざ」へアプローチする必要性とその有効性などが明らかとなった。今後は外部機関との連携を含めたシステム構築の検討及び有効性の検証を行う必要性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2018年の「障害者基本計画第4次」では、「学校卒業後の障害者が社会で自立して生きるために必要になる力を生涯にわたり維持・開発・伸長するため、効果的な学習や支援のあり方等に関する研究や成果普及等を行い、障害者の各ライフステージにおける学びを支援する」ことが改めて示された。このように、生涯にわたる発達支援である「生涯発達支援」が、近年改めて注目されていることが分かる。 しかし、これまでライフステージに着目し、特に成人期における知的障害者に対する生涯発達を前提とした支援方法の検討はほとんどなされていないため、研究を積み重ねていく必要がある。
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